予防接種ってなあに?ワクチンで防げる病気について教えて!

重症化の危険性が高い病気でも、ワクチンで防げる病気がたくさんあります。

ワクチンで防げる病気をVPDといいます。

Vaccine=ワクチン Preventable=防げる Diseases=病気 の略です。

VPDの中には、重い症状や後遺症を伴なったり、死亡原因になるものもあります。
自分は軽症ですんでも、人にうつして被害を広めてしまう場合も多くあります。
日本は欧米諸国と比べワクチンによる予防に対する認識が低く、免疫力の弱い子どもたちがVPDの被害にあっています。

ワクチンで予防できる主な病気(VPD)

B型肝炎

  • B型肝炎ウイルスに感染しても、症状に気づかない場合も多いが、長期に渡る治療が必要な病気で、肝硬変や肝がんにつながることもある。
  • 母子感染が多いとされるが、父子感染や感染経路不明も増えており、誰でもかかる可能性がある。
対象ワクチン
B型肝炎ワクチン

ロタウイルス胃腸炎

  • ロタウイルスに感染すると、嘔吐、下痢、発熱などを主症状とする胃腸炎を起こす。
  • 特に2月から5月にかけて流行し、小児重症胃腸炎の原因として第1位を占めるほど重症になりやすい。
  • 直接的な治療薬はなく、脱水症状を防ぐしか対処法がない。
  • 重症化により、世界では途上国を中心にたくさんの幼い命が奪われている。
対象ワクチン
ロタウイルスワクチン

Hib(インフルエンザ菌b型)による細菌性髄膜炎

  • Hib(インフルエンザ菌b型)という細菌によって、脳や喉、肺などに炎症が起こる。
  • 熱などかぜとよく似た症状ではじまり、ぐずる、けいれん、意識がなくなるなどの症状が出てくる。
  • 治療が困難で、重症化すると死亡するケースも少なくない。
  • 発達・知能・運動障害、難聴などの後遺症が残ることもある。
対象ワクチン
Hibワクチン

肺炎球菌感染症

  • 肺炎球菌によって、細菌性髄膜炎、菌血症、敗血症、重い肺炎、細菌性中耳炎などが起こる。
  • いずれも重症化して治りにくく、死亡や発達・知能・運動障害などが起こることもある。
  • 小さな子どもや高齢者など、免疫力が弱い人は誰でもかかる可能性がある。
  • 特に2歳以下の子どもは、肺炎球菌に対する免疫が弱い。
対象ワクチン
肺炎球菌ワクチン

ジフテリア

  • ジフテリア菌によって起こる、呼吸器感染症。
  • 眼瞼結膜、中耳、陰部、皮膚などが侵されることもある。
  • 呼吸障害や心筋炎などを合併すると、命の危険も出てくる。
  • 症状が出ないまま保菌するケースもあり、他者への感染も心配される。
対象ワクチン
DPT三種混合ワクチン(ジフテリア・破傷風・百日咳)
DPT-IPV四種混合ワクチン(ジフテリア・破傷風・百日咳・不活化ポリオ)
DT二種混合ワクチン(ジフテリア・破傷風)

破傷風

  • 破傷風菌の毒素によって、全身の筋肉のけいれんが起こる。
  • 破傷風菌は土の中におり、傷口などから体内に侵入。
  • 破傷風菌は世界中の土壌中に存在し、どこにでも感染の可能性がある。
対象ワクチン
DPT三種混合ワクチン(ジフテリア・破傷風・百日咳)
DPT-IPV四種混合ワクチン(ジフテリア・破傷風・百日咳・不活化ポリオ)
DT二種混合ワクチン(ジフテリア・破傷風)

百日咳

  • 百日咳菌によって、風邪のような症状が起こり、やがて独特の咳が発作的に続く。
  • 4~6週間程度で回復期に入るが、肺炎を併発したり、脳症を発症することもある。
  • 感染力が強く、学校や職場などで集団発生することがある。
対象ワクチン
DPT三種混合ワクチン(ジフテリア・破傷風・百日咳)
DPT-IPV四種混合ワクチン(ジフテリア・破傷風・百日咳・不活化ポリオ)

ポリオ

  • ポリオウイルスに感染しても、多くは発症しないか目立った症状は出ない。
  • ただし、数百人から1,000人に1人程度、四肢に麻痺をきたし、その場合は後遺症として運動障害が残ることが多い。
  • 呼吸筋の麻痺により、呼吸不全や肺炎をきたし、命にかかわることもある。
対象ワクチン
ポリオワクチン(縲鰀2012年8月生ワクチン、2012年9月縲恤s活化ワクチン)
DPT-IPV四種混合ワクチン

結核

  • 結核菌が肺や脳を包む髄膜などに炎症を起こす。
  • 初期症状は風邪と似ており、大人は咳や痰、子どもは微熱が出ることが多い。
  • 重症化すると死亡したり、重い脳障害を起こす危険がある。
対象ワクチン
BCGワクチン

麻しん(はしか)

  • 麻疹ウイルスに感染すると、発熱、咳などの症状が3~4日続いた後、口の中に白い発疹ができ、やがて全身に赤い発疹が広がる。また、高熱も長く続く。
  • 重症化すると、脳炎や肺炎などの危険な合併症を起こすことも。
  • 感染力が強く、学校や職場などで集団発生することがある。
対象ワクチン
MRワクチン(麻しん・風しん混合ワクチン)

風しん(三日ばしか)

  • 風疹ウイルスによって、発熱や発疹が起きる。
  • 熱の出る数日前にリンパ節が腫れて痛む。
  • 多くは軽い症状ですむが、6,000人に1人程度風疹脳炎が起こる。
  • 感染力が強く、症状が軽くても他人にうつる危険性が高い。
対象ワクチン
MRワクチン(麻しん・風しん混合ワクチン)

おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)

  • おたふくかぜウイルス(ムンプスウイルス)に感染すると、両方または片方の耳の下(耳下腺)やあごの下(顎下腺)が腫れる。
  • 重度の難聴や無菌性髄膜炎などの合併症を起こすことがある。
対象ワクチン
おたふくかぜワクチン

みずぼうそう

  • 水痘帯状疱疹ウイルスによって、全身に痒みを伴なう赤い水ぶくれが現れる。
  • 約1週間程度でカサブタとなって完治。
  • 白血病や免疫抑制剤投与などで免疫力が低下している場合は、重症化して死に至るケースもしばしばである。
  • 小さな子どもに多く、非常に感染力が強いため、保育園や幼稚園などで集団発生することがある。
対象ワクチン
みずぼうそう(水痘)ワクチン

日本脳炎

  • 日本脳炎ウイルスに感染しても、多くの場合は発症しないが、いったん発症すると重症化しやすい。
  • けいれんや意識障害が起こり、後遺症が残ったり、死亡する可能性も高い。
  • 豚の体内で増殖し、豚の血を吸った蚊に刺されることで感染する。
対象ワクチン
日本脳炎ワクチン

インフルエンザ

  • インフルエンザウイルスによる呼吸器系の病気。
  • 高熱が出て、だるさ、喉の痛み、咳、頭痛などの症状が出る。
  • 脳症などの合併症を起こして、重症化する場合もある。
  • 治療を行っても、死亡するケースや脳障害の後遺症が残ることがある。
  • 日本の子どもの脳症の最大原因で、毎年数百人が脳炎になっている。
  • 高齢者では、肺炎などの合併症により重病化する場合もある。
対象ワクチン
インフルエンザワクチン

子宮頸がん

  • 発がん性ヒトパピローマウイルス(HPV)が原因で起こる。
  • 毎年約10,000人が発症し、約3,000人が死亡している。
  • 他のがんと異なり、20~30代の若い女性にも多い。
  • 主に性行為を通じて感染し、女性の約80%が一生涯のうち一度はHPVに感染する。
対象ワクチン
HPVワクチン

子宮頸がんの基礎知識

すべての女性のための子宮頸がん情報サイト

子宮頸がんの症状や原因、予防法などをご紹介します。

allwomen.jp別ウィンドウで開きます

A型肝炎

  • A型肝炎ウイルスによって、発熱などの風邪に似た症状、下痢や嘔吐、黄疸などが起きる。
  • 多くは急性期を過ぎれば回復に向かうが、まれに劇症肝炎や急性腎不全などを起こすケースもある。
  • A型肝炎ウイルスに汚染された水や生の食品を飲食したり、患者の便を介して感染する。
対象ワクチン
A型肝炎ワクチン

VPDの会別ウィンドウで開きます

類似している情報を見る

予防接種スケジュール

どうやってワクチンのスケジュールを立てたらいいの?

詳細を見る

カテゴリ別で情報を探す

  • 予防接種って
    なあに?
  • 予防接種の
    心配事
  • 予防接種
    スケジュール
  • 定期接種と
    任意接種
  • 海外に行く前に

ワクチンって何のために打つの?

詳細を見る

ワクチンの種類ってどんなものがあるの?

詳細を見る

予防接種って何?

詳細を見る

日本で受けられるワクチンって海外に比べて少ないの?

詳細を見る

未接種のワクチンがあるかもしれない…

詳細を見る

ワクチンで防げる病気について教えて!

詳細を見る

ワクチン接種にメリットはあるのですか?

詳細を見る

ワクチンの副作用(副反応)が心配…

詳細を見る

ワクチン接種の健康被害が起きてしまったら?

詳細を見る

予防接種を受ける前は何か準備が必要?

詳細を見る

予防接種を受けられない場合はどんな時?

詳細を見る

予防接種を受けた後はどうすればいいの?

詳細を見る

予防接種の基本ルールは?

詳細を見る

どうやってワクチンのスケジュールを立てたらいいの?

詳細を見る

初めてのワクチン接種の心構え

詳細を見る

定期接種と任意接種の違いって?

詳細を見る

任意接種を受けた場合と受けない場合、経済的な負担はどう違う?

詳細を見る

海外に行く時必要な予防接種は?

詳細を見る

ワクチン大辞典へ戻る