インタビュー

Noriko Takamatsu
高松 紀子

信頼性保証部門 安全性情報グループ

全体に目を向けないと各業務プロセスの「意義」はわからない。

Q. 担当業務を教えてください。

ジャパンワクチン(以下、JV)に入社してまず最初は、安全性情報の受付管理業務を担当することになりました。正直なところ前職での経験もありましたから、そんなに重く受け止めていませんでした。ところがJVではそのプロセスが私の予想を超えて精緻だったのです。ワクチンの副反応を継続的に収集・評価することが私たちの主な仕事ですが、そのゴールレベル設定が高いと言えるかもしれません。一つ一つの業務プロセスが、人為的なエラーを極小にし、有害事象の程度を正確に判断し、すみやかに添付文書の改訂や追加措置に結び付けるための意味を持っています。最初はそのプロセスの意義がよくわからなくて、業務をこなすだけで精一杯でした。でも、しっかりと理解するまで教えて下さる先輩の助けもあり、徐々にではありますが、安全性情報管理業務全体の中で、そのプロセスの位置づけが見えるようになってきました。

最近は評価業務にも担当が拡がり、将来はこの分野の専門家になりたいと考えています。

「未来の世代の健康のために」

Q. 高松さんから見たJVのイメージを教えてください。

JVの社員はまじめで誠実な方が多いですね。世の中には売り上げや利益が至上命題になっている会社もありますし、もしかすると製薬会社の中でも、過度に効率的な業務遂行を追求するところもあるのかもしれません。でも、安全性管理業務は一つ一つの症例に関する評価業務や、判断根拠の理由付けなどにおいて、「業務を早く回すこと」だけを優先してはいけない仕事だと思っています。その意味では、JVが「”灰色”のラインを簡単に”白”にしかねないような会社」ではなく、「リスクをきちんと伝える姿勢を持っている会社」であると信じています。また、JVでは担当業務を通じて、計画的に、継続的に成長させようとする会社の意思を感じます。一人一人への期待レベルが高く、早い段階から仕事を任せる風土があります。ある意味で大変な部分もありますが、私自身の仕事の幅も日々広がっているように感じます。

「プロ」とは自身の疑念が氷解するまで、答えを探し続ける人のこと

Q. 将来的にはどのような姿を目指したいと思いますか。そのために今、取り組んでいることは何でしょうか。

評価業務を進める上では、少しでも疑義があればリスクを隠すことなくきちんと伝えることが大切です。 健康な方に接種するワクチンの安全性に関わる組織の一員としては決して手を抜くことが許されないことだと考えています。もちろん、関係者に素直に受け入れていただけるケースばかりではありませんが、弱気になりそうな自分を支えてくれるのが、「プロでありたい」という気持ちです。きっと本当の「プロフェッショナル」とは、環境のせいにしないで、「自分に何かできるのか」と問い続けられる人のことだろうと思います。関係者の反応に関わらず、自身が抱いた疑念と誠実に向き合い、それが氷解するまで粘り強く、答えを探し続けていきたいです。

それと、私が失敗した時に、周囲の方は豊富な知識をバックグラウンドにして具体的なリカバリーの方法を教えてくれましたが、合わせて「誠実に対応すること」の大切さと、大変さも伝えていただいたように思います。いつかは私も業務の手順だけではなく、守るべき確固としたポリシーを持ち、周囲の方にもそれを感じてもらえるような人になりたいですね。